後ろのものを忘れ、前へ ピリピ 3:13〜14

1 使徒パウロは、人生をマラソンレースになぞらえています。登り坂、下り坂、平坦な道、

  雨、風、日光、さまざまプロセスを通ってゴールを一心に目指すランナーの姿は、あなた

  自身の姿でもあるのです。人生という長距離レースを最後まで走りきるために必要なポイ

  ントは何でしょうか。第一に「既に完成されていると考えないこと」です。⇒パウロは既

  に完成された存在でなくむしろ途上にある存在だと自己規定しています(ピリピ3:12)。

  クリスチャンの抱きやすい誤解の一つに「イエスを信じた人は完全になる」というものが

  あります。しかし聖書が告げているのはやがて完全なものとされるということであり、皆

  がその途上に生きる者なのです。これを忘れると、現実の自分とのギャップに悩んだり、

  他者の不完全さを裁きやすくなります。完成されていない、でもだからこそ日々に主の恵

  みの深さ、広さを豊かに味わって歩めるのです。

 

2 第二に「後ろのものを忘れること」です。⇒あなたは「後ろのもの(過去)」に囚われていま

  せんか。過去に縛られていると、その人は前向きに生きられないジレンマに陥り、束縛さ

  れます。過去の出来事そのものは変えられませんが、過去の意味は変えられます。神の赦

  しを得て、過去もまた現在に至るための通り道だったと理解し、感謝できるようになりま

  す。自分を縛っている過去の痛みや傷、苦しみの代わりに、真の救い主イエスの恵みを、

  赦しを、命のみ言葉を受取りませんか。

 

3 第三に「前に向かって進むこと」です。⇒自分の中にある憎しみや罪意識、怒りや劣等感

  がブレーキになって、前に進めないことはありませんか。自分で枠をはめ、ブレーキをか

  け、人生の可能性を閉ざす必要はありません。信じるあなたには真の神の赦しがあり、絶

  えない守りがあります。よき伴走者である主イエスと共に大いなる希望に向かって、今日

  も前進していきましょう。

 

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第二礼拝では、内川主任牧師より聖書のメッセージが語られています。