1 ルカ9章には、イエスが12弟子を各地へ派遣した出来事が記されています。それまで主の
働きを見て学び、また身近で教えられてきた彼らが神の力と権威を授けられ、「小さなキ
リスト」として遣わされていったのです。この派遣の目的は、①神の国の福音を宣べ伝え
るため、②病気に代表される人生のニーズに福音が解決を与えることを示すためでした。
クリスチャンであるあなたも、天国の大使としてこの世に福音を宣べ伝え、神の国を拡げ
る器です。主があなたに力と権威を授けて、大いに用いられます。恐れずに自らをささげ
てみませんか。
2 続いて主は、福音を宣べ伝える者の持つべき心構えを示されました(9:3~5)。①神だけ
に頼る信仰に立つこと→神に従い行こうとするあなたに先行きの心配は不要です。神の配
慮に信頼し、福音を伝えることに邁進すればよいのです。②遣わされた所に留まること→
置かれた環境の中で伝えても上手くいかず、困難を感じるかもしれません。周囲の環境や
条件のせいにするのは簡単ですが、神がよいと言う時まで置かれた所で福音を語り続ける
ことが大切なのです。③妥協せずに伝えるべきことを真直ぐ伝えること→聞く者の永遠の
命と永遠の滅びを分ける権威を持つ福音を曲げてはなりません。福音の力に信頼して語る
ところに神の力と権威が働き、人が救われます。
3 12弟子の働きは王の心を動かすまでに世にインパクトを与えました。あなたも、今日豊か
に用いられます。福音を携えて、この世に出て行きましょう。