1 聖書は、人の罪を贖うために十字架にご自分の命をお捨てになったイエスを信じて救われ
た者は、皆、天の御国の一員であると約束しています。救われた人はもはや天国の異邦人
(よそ者)ではなく、国籍を有する天国人なのです。平安と喜びに満ちた天の御国こそ、
あなたの居場所です。自分は天国人であると確信していますか。
2 天国人としての平安や喜びを失わせる要素が二つあります。一つ目は、罪です。悔い改め
ていない罪、隠している罪はありませんか。もしあるならば悔い改め、天国人の平安と喜
びを取り返しましょう。二つ目は、疑いです。主が同舟しているのに嵐を恐れた弟子たち
の心を占めていたのは、疑いです。疑いがあるなら、それを捨て、もう一度信仰に立てば
よいのです。罪と疑いを手放し、天国人の誇りを胸に抱き、生きていきましょう。
3 どんな人でも自分の慣れ親しんだ文化や習慣の中に生きるのが一番落ち着くように、天国
人にも違和感を感じさせない最もふさわしい生き方があります。それこそ、「神の国とその
義とをまず第一に求める」生き方です。換言すれば、神との関係を正しく保っていくこと
であり、それが天国人が天国人として生きるための生命線となっているのです。あなたは
まず第一に神との関係が正しく保たれるために心を砕いていますか。今、神との交わりを
豊かにするために何をしていますか。第一にすべき神との関係が正しくある時、そこから
他者との人間関係にも必ずよい影響がもたらされます。新しい一週間、何を惜いてもまず
第一に神の国とその義を追い求め続けましょう。