御霊によって生きる―キリストのようになる  Ⅱコリント3:16～18 野口一郎先生

１　「御霊によって生きる」とはどういうことでしょうか。熱心に祈ることでしょうか。それもあるでしょう。でももっと本質的なことは、「肉によって」「肉に従って」生きることと正反対です。「肉に従って」生きるとは、神さまから離れた人間の限界、罪の影響を受ける私たちの性質のことです。

２　「御霊によって生きる」とはどういうことでしょうか。それは「主と同じかたちに変えられて」いくことであり、キリストのようになることです。キリストが十字架で私たちのために死んで下さり、復活し、御霊を与えて下さったのは、私たちがキリストのようになるためです。これが神さまの願いであり目的です。これこそまさに御霊が働かれることです。なぜなら、キリストのようになる時に、私たちは、神さまからの祝福をまわりに届けることができるからです。

３　どうしたら「御霊によって生きる」ことができるでしょうか。①自分が変えられたいと願うことです。自己中心やプライドが、自分が変わることを邪魔します。でも神さまの願いを私たちも願いましょう。②キリストを知ることを求めましょう。キリストがどのような方か知れば知るだけ、私たちはその方に似た者に変えられていきます。③すでに私たちのうちにおられる御霊が、私たちに働いて下さると信じましょう。御霊は人の考え、常識、能力、本来の性質を超えて働くことができる神さまです。神さまの恵みである御霊の働きを受け取るために大事なのは信仰です。キリストのようになることを目指すプロセスを進んでいきましょう。