ペテロの洗足　ルカ22:7〜13　ヨハネ13:1〜10

１　出エジプトの出来事を記念して行う過越の食事は、ユダヤ人にとって大切なものでした。主

　　から食事場所の手配を頼まれたペテロは「水がめを運んでいる男」という言葉だけを頼りに

　　首都エルサレムに出かけ、場所を見つけました。神の御心はいつも全てが明らかにされるわ

　　けではありませんが、あなたがシンプルにみ言葉に従う先に神の祝福が待っているのです。

 

２　過越の食事後に主が取った行動は弟子を驚かせました。一番身分の低い姿になって彼らの足

　　を洗ったのです。「とんでもない」と断るペテロは十字架にまで従う程低くなってくださる

　　救い主を、まだ知りませんでした。救われてなおクリスチャンの信仰生活が地上で続く理由

　　の一つは、時間をかけてもっと豊かに主を知るためです。今日よりも明日、明日よりも明後

　　日、なお深く主を知ることを求めましょう。

 

３　ペテロは主のみ言葉にただちに従い、その足を洗っていただきます。この微笑ましい出来事

　　から何を教えられるでしょうか。

　   ①イエスは私たちの汚れを洗ってくださる。⇒主の前に自分の一番醜い所を隠したままでは

　　　何の関係も始まりません。十字架の主の前に自らをさらけ出し、日々きよめられた足で祝

　　　福の大地に立ちましょう。

　　②イエスはペテロ以上の愛で彼を愛しておられた。⇒主は、救われてなお罪を犯してしまう

　　　人間の愚かさを十字架の大きく深い愛で包み、きよめ続けてくださいます。この大きく深

　　　い愛の中にわが身を委ね、包まれて生きていきませんか。