1 ヨセフの招きを受け、全家を挙げてエジプトへ下ろうとしたヤコブでしたが、カナン最南
端のベエル・シェバで歩みを止めました。エジプト行きに躊躇する思いがあったのです。
彼が抱えていたのは①高齢での転居の不安、②大家族での移動の困難、③エジプト行きの
是非、④約束の地を離れることへの恐れでした。そこで祭壇を築き、主の御心を問うたの
です。日々の決断において神の御心を問うことを大切にしていますか。祭壇を築く生活を
大切に守りましょう。
2 ベエル・シェバで神はヤコブに現れ、共にエジプトに下ると励ましました。二つのことを
教えられます。①主は信じる者とどんな時にも共に歩む→信じる者を囲む状況がどのよう
に変化しようとも、主なる神がその人に伴う恵みは不変です。あなたと「同行二人」で歩
む主を信頼し、主と共に未来へ進みましょう。②主は信じる者の人生を最後まで導かれる
→約束の地を離れる不安を持つヤコブに、主は再びこの地に導くと保障しました。今、主
を信じるあなたにも天の御国という約束の住まいがあることを知っていますか。自分の行
き先を確信し、見据えていることが今日を生きる力になるのです。
3 ヨセフと再会を果たしたヤコブは歓喜のあまり「死んでもよい」と口にしました。主なる
神は、あなたにも喜びを回復してくださるお方です。今、苦しみや悲しみ、悩みや問題が
あっても、主にあるならやがて必ず喜びに変えられると信じて主に希望を置きましょう。