全能の神への信頼 創世記43:1〜34

1 飢饉が一向に終わらない中、ヤコブは再度息子たちにエジプト行きを命じました。しかし

  ベニヤミンを同行する条件を忘れていないユダは、父を諌めました。ヤコブがその条件を

  知りつつ承服しなかったのは、最愛の子を失う恐れに囚われていたゆえです。しかし、そ

  の姿勢が判断の遅れを生み、一族の命の危機をも招いていたのです。問題を先送りするヤ

  コブが失っていたのは、全能の神への信頼でした。そして、神は飢饉という問題を通して

  再度彼が信仰を取り戻せるよう働きかけてくださったのです。イスラエル(神と戦う・神に

  しがみついて生きる)とその名を呼ばれていることが彼が信仰を取り戻したしるしです。

  どんな時も、全能の神へ全幅の信頼を寄せていますか。


2 覚悟を決めたヤコブに送り出された息子たちはヨセフの家へ連れて行かれ、勝手に悪い想

  像を膨らませて怯えました。それはこれで助かるという確信がなかったからです。確信が

  ない信仰生活にも、怖れと不安は付きまといます。聖書を通して、救いの確信、赦しの確

  信、永遠の命の確信等をシッカリ握っていますか。


3 不安を数えて逡巡していたヤコブ家族が一歩踏み出した時、そこに待っていたのはヨセフ

  による歓待でした。同様に、信仰の恵みも信じて一歩を踏み出して初めて現実になるもの

  です。ためらわず、全能の神を信頼して御名を呼び、その懐に飛び込みましょう。主があ

  なたを祝福し、涙を拭い去り、尽きぬ安らぎを与えてくれます。


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第二礼拝では、内川主任牧師より聖書のメッセージが語られています。