1 このたとえに出てくる「身分の高い人」はイエス、「しもべ」は救われた者のことです。主
人がしもべたちに1ミナずつを託したように、救われたクリスチャンにも等しく託されて
いるものがあります。それが「福音」です。救いの恵みを証し、福音を伝えることこそ、
やがて再臨なさる主があなたに託しておられる地上における使命なのです。あなたにはキリ
ストをこの世に紹介する特権が与えられていることを知りましょう。
2 帰ってきた主人は二人のしもべをほめ、一人のしもべを叱責しました。主人の心に適ったの
はしもべがいくら儲けたかということではなく、託されたものに対する「忠実さ」でし
た。一人の魂に福音を伝え、キリストに導こうとする時、何より大切なのは「この人も必
ず救われる!」との信仰に裏打ちされた「忠実さ」です。困難や障害があっても諦めずに、
コツコツ忠実に福音を伝えましょう。
3 叱責されたしもべの問題点はどこにあったのでしょう。①主人への恐れ→自分のイメージで
勝手に恐ろしい存在ととらえていました。②失敗への恐れ→失うのを恐れるあまり、風呂
敷に包んでただ手元に置いていました。主は失敗を恐れたり、先々の不安に委縮しない
で、大胆に福音を伝え続けよとあなたを励ましておられます。干渉も監視もせず、あなた
を信頼し、任せてくださっている1ミナ(福音)を隠さずに、霊に燃えて大胆に世に伝えて
いきましょう。主は福音の証人として、あなたを尊く用いてくださるからです。