1 イエス・キリストの時代、結婚式は夜にわたって行われました。十人の娘は灯を用意して
花婿を迎える役割でしたが、到着が遅れて眠ってしまいました。真夜中の出番、備えのな
い5人の娘は祝宴に入れなかったのです。
2 到着を待ち切れず眠ってしまった点では、十人とも変わりありません。人は皆弱さを持つ
者で、信仰者であっても同様です。肝心なのはその弱さを認めつつ、それでも大丈夫と言
える備えがあることです。
3 十人の娘が賢い娘と愚かな娘に分かれた理由、それは油の備えがあったかどうかという一
点に尽きます。油とは、信仰、聖霊を指しています。この譬えから三つのことを教えられ
ます。①油は自分で備えるもので人から借りられない⇒どんなに立派な信仰でも他人に分
けることはできません。自分自身で主を求め、恵みをいただくことで、信仰は成長してい
きます。借り物でない、あなたの信仰を育てていますか。②油は最後になって間に合わせ
られない⇒主の再臨と自分の死という二つの意味での終末に備えていますか。明日命が尽
きても、天国に行けるという確信がありますか。先延ばしせずに、恵みの時、救いの時で
ある今、信じましょう。③油はいつも保った状態にしておくべき⇒信仰の油切れにならな
いために以下の三点を大切にしましょう。集会出席、聖書に聴く、聖霊を求めて祈ること
です。イキイキした信仰生活を歩むために、主が信じる者にくださる油である聖霊にます
ます満たされることを求めて、祈りの手を挙げましょう。