1 イエスは山上の教えの中で「あなた方は地の塩です」と仰いました。それは主を信じて従う
者の歩む、新しい生き方を示す言葉でした。塩は当時とても価値ある物の代名詞でした。
辺境の民と蔑まれ、自らの価値を見いだせなかったガリラヤ地方の人々にとって「あなた方
は地の塩です」と仰る主の言葉は、大きな喜びを与えるものだったのです。他の誰が何と言
おうと、自分で自分を認められなくても、主の目にあなたは「宝の民」として映っているの
です。主はあなたという存在を通して、神の国の喜びをこの世に広げようとなさっていま
す。アーメンと応答し、感謝をもって歩みましょう。
2 地の塩として、主はあなたにどんな役割を期待しておられるでしょうか。①この世に味付
けをする⇒少量の塩が料理に味を変えるように、一人のクリスチャンが自分中心を捨てて
他者のために生きようとする時、誰かの味気ない人生が一変していくのです。あなたが祈
るべき魂、仕えるべき魂がいませんか。②この世の腐敗を防ぐ⇒この世の現実は罪の下に
あり、神の聖さから程遠い状態です。しかし、一掴みの塩が食物の腐敗を防ぐように、一
人のクリスチャンが悪に妥協せず神の聖さを求めて生きるなら世の腐敗を止める一助とな
るのです。
3 「塩け」を保ったクリスチャンとして生きるために必要なのは、信仰の純粋性を保つこと
です。まことの葡萄の木である主につながっていますか。日々、御霊の炎で聖められ、地
の塩として用いていただきましょう。