1 マルコ福音書の9節以降は括弧の中に入っています。これは何らかの理由で9節以降が失
われたために、後で補われた個所ではないかと考えられています。しかし、その内容は他
福音書と何ら矛盾することはなく、主の復活の証人によって記されたものとわかります。
2 復活の主と出会った証人の話を聞きつつも、弟子達は信じようとしませんでした。それは
心が頑なだったからです。後から知らされてプライドが傷ついたり、悲しみで心が塞がれ
ていたのかもしれません。しかし、主はそこに現れ、彼らの頑なさを責めました。「信じ
ない」のは、神の前で明らかな罪だからです。感情や現実に基を置く心の頑なさを捨て、
信じることをまず第一にしていきませんか。
3 復活の主は、弟子達に全世界の全ての人に福音を伝えよと命じる「大宣教命令」を与えま
した。「受けるよりも与える方が幸い」と主は仰いましたが、福音こそあなたが神から与
えられている中で最も価値あるものであり、ゆえに人に与えるべきものなのです。福音に
よってすべての人は救われ、神の国に入れるからです。あなたはこの神の御心を知ってい
ますか。この福音を多くの人に伝えたいと願いますか。
4 主は信じて福音宣教に赴く者には、それに伴うしるしがあると約束されました。福音を伝
えていく時、困難や迫害もありますが、あなた一人の働きではなく、主が共に働くと約束
されているのです。信じて従う時、あなたは必ず主の真実を、生きて働く主の素晴らしさ
を体験します。各人が遣わされる場所で、福音を語り続けましょう。