1 捕縛後、主イエスは真夜中の裁判に立ちました。しかしそれは非合法的で、最初から
「イエスを死刑に」という判決ありきのものだったのです。死刑にしようと偽証が数
多く挙がりましたが、結局罪を立証できませんでした。主は確かに罪なきお方だった
のです。また、偽る生き方はどんなに辻褄を合せようとしても最終的には破綻してし
まうものです。あなたは、偽りの生き方を選ぼうとしていませんか。
2 多くの偽証を並べ立てられながら、イエスは一人沈黙していました。業を煮やした大
祭司は、直接「あなたはキリストか」と尋ねます。それは陥れる目的を持った質問で
したが、主は初めて口を開き「私はそれです」と答えました。主は真実そのとおりに
世の救い主だったからです。イエスはどんな時にも真実で、決してご自身を偽らない
お方なのです。だから、彼を信じて決して裏切られることはありません。真実な主に
倣い、偽りを捨てて真実を選び取っていきましょう。
3 主の答えに議会は大反発し、冒涜罪に定めて死刑宣告しました。彼らが主を拒んだの
は、受け入れることによって生じる変化(自己中心から神中心へ)を嫌ったからで
す。この自己中心の罪が主を十字架につけたのです。あなたには主を拒む自己中心の
罪がありませんか。心の王座をいつも主に明け渡し、へりくだって歩んでいますか。
自分が王座に着き、人と神を裁いていませんか。あなたのために裁かれ、十字架に罪
を負われた主を信じ、日々に新しく変えられましょう。