1 宮きよめの翌日、再び神殿を訪れた主を祭司長達が取り囲み、何の権威によって宮き
よめを始めとする行動をしているのかを問いました。自分達こそ権威をもつ存在であ
ると自負する彼らにとって、イエスの行動は殺意を抱くほどに赦し難いものだったか
らです。
2 権威とは、「他の者に支配・束縛されない自由で独立した力」のことですが、聖書は
全世界の創造主であり、唯一の主権者である神こそこの権威の持ち主であると教えま
す。そして世にある権威は、全てこの神から御心のままに人に委ねられたものなので
す。あなたにも与えられた小さな権威(親の権威・教師の権威・指導者の権威等)が
ありますか。その権威をどのように用いていますか。全ての権威は神に与えられたも
のであるがゆえに、自分のものとして誤用せず、神の御心に沿って用いるべきもので
あるということを忘れないようにしましょう。
3 イエスは祭司長達にバプテスマのヨハネが有していた神の権威に触れて問い返しまし
たが、彼らは明確に答えることを避けました。それは自分達の権威が神から委託され
たものであることを忘れ、主が自分の領域に入ってくるのを拒んでいたからでした。
あなたは、自分の心の中、生活の領域にイエスが入ってきてきよめをなし、導きを与
えてくれることを拒んでいませんか。十字架であなたへの愛を余すところなく示され
た主イエスこそが我が人生の主権者と認め、常に従っていますか。イエスを主とし、
その権威を認める生き方を選び続けましょう。