1 約束の地を勝ち取る困難な戦いにおいてイスラエルを導き続けたリーダーヨシュアも、晩
年を迎えていました。23章に記される彼の決別の言葉から三つのことを見出せます。①戦
ったのは主である→困難な戦いを制してきたヨシュアですが、自分の功績を誇ったり、苦
労自慢をすることはありませんでした。むしろ彼が口にしたのは、主なる神が共に戦われ
たという恵みの事実だったのです。あなたの人生の主語は「主」であることを忘れてはな
りません。絶えず主に感謝し、栄光を帰する者となりましょう。
2 ②働きを完成させるために何が大事か→晩年においても、ヨシュアの視線は目指すべき未
来(約束の地獲得)へ向いていました。洗礼を受けてスタートしたクリスチャン人生は、
地上においてはなお未完成です。右や左に逸れてはなりません。信仰の創始者であり、完
成者であるイエスから目を離さず、あなたの救いを全うしましょう。
3 ③神を愛し、すがる→間もなく地上を去るヨシュアの最大の懸念はイスラエルの民が異民
族の影響を受け、染まることでした。小さな妥協が、やがて大きな罪を生むと知っていた
からです。民一人一人の信仰の自覚を願う、彼の言葉に聞きましょう。迷ったり、逸れた
りしたなら、神の愛にすがり、悔い改めて立ち返りましょう。愛と慈しみに富む神はあな
たを受け入れ、もう一度主と共に生き直すチャンスをくださいます。主なる神に目を注ぎ
続けましょう。