1 イシュマエル誕生から13年が経ち、99歳になったアブラムは再び神の御声を聞きます。
神はご自身が「全能の神(エル・シャダイ)である」と告げました。赤子にとって母親が
世界の全てであるように、人間にとってまことの神こそが全ての祝福、豊かさ、実りの源
なのです。あなたも、このお方にどんな時にも純粋な心でしがみつく、「全き者」として
歩みませんか。
2 神は既に示された契約を確認するに加え、更にアブラム夫妻に神の愛が溢れる新しい名を
与えました。アブラム(わが父は高められる)はアブラハム(多くの国民の父)に、サラ
イ(私の王女)はサラ(王女)と改名したのです。主イエスを信じるクリスチャンにも、
主イエスの御名が与えられています。あなたが主の御名を呼んで祈る時、そこに主のみわ
ざが成し遂げられます。感謝し、御名で祈りましょう。
3 神は契約を確かとするしるしとして、アブラハム一族に割礼を行なうことを求めました。
それは単なる形式的な風習ではなく、神との契約を真実に守ろうとする、心の割礼を求め
る意味がありました。十字架の救い主イエス・キリストを信じた者は皆、罪の生き方を切
り捨てられ、きよめをもたらす心の割礼(コロサイ2:11)を受けた者です。それは、血筋
によらない救いの恵みであり、今も開かれています。ご自分の命を捨てて、この恵みの契
約をあなたと結んでくださる救い主を心から崇め、従い続けましょう。