1 エリコの町で、盲人バルテマイは物乞いの日々を過ごしていました。身体的ハンディを抱
え、他者の憐みで生きるよりなかった彼の自己イメージはとても低かったでしょう。人が
健全な自己愛と自尊心を持てない根本原因は、創造主を忘れた罪にあります。常にあなた
を「すばらしい、価値がある」と尊ぶ、創造主の声を知っていますか。
2 イエスの噂を聞き、「あわれんでください!」と叫び求めたバルテマイに二つの声が聞こ
えてきました。一つは彼をたしなめ、黙らせようとする「世の声」であり、もう一つは彼
を励まし、イエスの元へ導こうとする「教会の声」です。教会の目的は、真の救いのあり
かであるキリストを人々に示し、導くことです。あなたは誰にイエスを伝え、導きたいと
願っていますか。思い切ってあなたの声を届けてみませんか。
3 バルテマイは、三つのイエスの声を聞きました。①「あの人を呼んできなさい」⇒主はあ
なたに関心を払っています。片時も忘れず、顧みられます。②「私に何をしてほしいのか」
⇒主はまずあなたに尋ね、聞かれます。誤ったイメージを捨て、素直に主に向き合ってみ
ませんか。③「あなたの信仰があなたを救ったのです」⇒主イエスは罪によって壊れたあ
なたの自己像を回復させ、健全にされます。このお方について行く(倣って生きる)なら
ば、あなたもまた、他者を活かす存在に変えられるのです。