1 18章でヨハネが見た幻は、この世でこれ以上ないほどの繁栄を見せた「大バビロン」の滅
びでした。神はこの幻を通し、何を語っておられるのでしょうか。
2 第一に、「滅ぶべきものを見極める信仰の目を持ちなさい」ということです。「大バビロ
ン」が裁かれたのは、富を何よりも大切としたその生き方によります。「大バビロン」が
象徴的に表すローマは世界一の豊かさを享受する中で度を越した贅沢に耽り、人の命(人
格)を軽んじて、歪んだ現実を生みました。霊的なものより物質的なものを大切にする生
き方は、歪みを生みます。何より、永遠の裁きには役に立たない生き方です。あなたの物
質的な必要を知り、満たしてくださる神に信頼して生きていきましょう。
3 第二に、「滅ぶべきものから離れて生きていきなさい」ということです。ひき臼を海に投
げ入れる行為を通し、神は「大バビロン」の滅びが一瞬で起きると教えました。一瞬の内
に消え失せる可能性のあるものに、人生の土台を置いてはいませんか。また、だからこそ
神が「わが民よ、この女(罪・この世の力・価値観・原則)から離れなさい」と勧める声
に聞くべきです。天に国籍を得た神の民として、この世にあって神の聖さを追い求めてい
ますか。日々、主の御手で自分自身が聖くされる(神に似ていく)ことを祈り願っていま
すか。神の国の原則と価値観に立ち、新しい年を歩みましょう。