1 12章は、人生の冬(老いた日)について語られています。まず老化現象から死に向かう様
子が、詩的な表現で詳細に記されます。これは、万人に訪れる定めです。12:1は人生の太
陽が翳り、完全に沈む前(若き日)に創造主と共に生き始めよと勧めます。あなたは創造
主と生きていますか。十字架の主が開いた道を、今すぐ歩き始めましょう。
2 主を信じて生きる時、二つの新しい生き方が生まれます。第一は、老いを空しく過ごさな
い生き方です。充実した老後のためには、生きがいが不可欠です。12:13「神の命令を守
れ」にそのヒントがあります。神と隣人を愛せよ、という主の命令に従い、他者(神・隣
人)のために生きるなら、人生に充実感がもたらされます。神への愛を表現するため、何
ができますか。隣人への愛をどう具体化しますか。
3 第二は、死を災いとしない生き方です。そのヒントは12:13「神を恐れよ」です。恐るべ
き対象がない時、人は増長し、自分中心に生きます。神への恐れを知らないがために、崇
めるべきお方を侮るのは愚かです。やがて来るさばきの日を、思わぬ災いとして迎えねば
ならなくなるからです。できるだけ早く、神を恐れ敬う人生へ踏み出さねばなりません。
ご自分を恐れ敬う者を神は受け入れ、「わが子」と呼んで天国まで導いてくださいます。
人生の四季折々の煩いをすべて主に委ねて、安心して歩みましょう。