1 頑ななパロの心を翻すため、神の災いのしるしが起こります。第三の災いである「ぶよの災
い」を通し、呪法師たちも神のなさることと認めましたが、パロの頑なさは砕かれません。
第四の「あぶの災い」はエジプト全土に及びましたが、ただ一箇所、イスラエル人居住区で
あるゴシェンの地だけは守られました。神は信じる者を「わたしの民」と呼び、見えざる御
手をもって覆い、守り、特別に祝福してくださいます。このような大きな恵みに与る者と
して、あなたはどんな生き方をしていますか。「神の民」の恵みが、生活の一部でなく全体
に及ぶように、神の国の価値観によって生きていくことを大切にしていきませんか。
2 一旦は約束しつつもそれを反故にしたパロに呼応し、エジプトの家畜を襲う第五の「疫病の
災い」が、続いて第六の「腫れ物の災い」が起こり、パロお抱えの呪法師たちは悲惨な目に遭
いました。心を頑なにして真理を退け、真理に背くことの恐ろしさを心に留めましょう。
3 なおも心を変えないパロに、神は第七の「雹の災い」が起きると予告されました。主よりも
パロを恐れた人々は壊滅的被害を受けました。しかし、その中にパロよりも主を畏れてそ
の言葉に従い、助かったエジプト人がいたことは一筋の光明です。主を畏れ、み言葉に聴
き従うならば、どんな人にも神の救いは及び、暗闇の中にも逃れの道が開かれるのです。
あなたは今、何を畏れて生きていますか。何を最も大切なこととしていますか。神の祝福
は、日々生ける神に聞き従う単純さの中にもたらされます。神を畏れ、そのみ言葉に従っ
てみましょう。