あなたを創造された主は、いつもあなたの後姿でなく、正面からの姿を見たいと願っておられます。有名な主イエスの放蕩息子の譬えから、三つのことを見つけましょう。
①罪に留まらず、向きを変えて出発することが必要です。→弟息子が問題を抱えた時に、すぐ
に家に帰る選択をしなかったのは、なぜでしょう。「堕ちてしまった、こんな自分はどうせ
赦されない」という思いや感情が足枷になったからではないでしょうか。自分の思いや感情
でなく、み言葉の約束に信頼して立ち上がる人になりましょう。
②決心し、向きを変えて出発した者を神は必ず赦し、受け入れてくださいます。→遠くから走
り寄り抱きしめられた息子は、思わぬ父の歓待に戸惑いつつ謝罪の言葉を口にします。しか
し、父は何も聞いていないかのように、以前同様息子を息子として遇していきました。慈し
みと恵みに富む神の赦しは、十字架のゆえに完全に忘れる赦しです。この恵みのゆえに、い
つ如何なる時も安心して主の元へ行けるのです。
③回心のチャンスはいつでも与えられています。→クリスチャンとは「救われた罪人」です。
それは、どんなクリスチャンにも、再び神に背を向けるマイナスの可能性があるということ
です。でも、そのたびに神は「私があなたと共にいる。大丈夫!」と声をかけ、回心のチャ
ンスを与え続けてくださるのです。弱さのゆえに失敗してしまったことがありますか。そう
だとしても、あなたへの父の愛は今日も変わりません。自分で自分を諦めずに、向きを変え
て方向転換し、主と共に生きる回心の恵みに与り続けましょう。